「もう嫌だ。逃げ出したい・・・」
僕は10代の頃から、嫌なことがあるとすぐ逃げ出してきました。
高校中退に始まり、親戚の紹介で入った企業も3か月もたずに退職、そしてその後も30歳手前になるまで、もう何社か忘れてしまったくらい、何度も転職を繰り返してきました。
その転職の理由のほとんどが、「逃げ」です。
仕事が嫌、上司が嫌、同僚が嫌、人間関係が嫌、給料に納得できない、待遇に納得できない、つまらないから嫌などなど。今思えば本当に身勝手でクズな思考をしていたと思っています。
そしてそもそも、そのころの僕にはもう逃げ癖がついてしまっていたんですね。
この逃げ癖というのがとても厄介で、その後も僕の大きな悩みとなっていくのですが・・・。その話をしていきましょう。
ということで今回は、逃げ癖の末路は仕事もやりたいこともなくなるよということについて書いていますので、一緒に見ていきましょう。
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逃げ癖の末路とは
まず、人生では逃げたほうがいいときと、逃げないほうがいいときがあります。
逃げたほうがいいときというのは、明らかに理不尽で一方的な被害を受けて心身が疲弊してしまっている場合や、そういった不適切な職場や学校環境にある場合、あるいは自分の自己実現のためにそこに長くとどまるべきではないと冷静に判断した場合などですね。
要は、さっさとその場を離れてしまったほうが自分にとって正解というときもあれば、簡単には離れないほうがいい、そこは喰らいついていったほうが結果として自分のためになる、そういった場合もあるということです。
そして人生において、こういった選択や判断はできるだけ的確におこなっていったほうがいい。ここを誤ると、自分を苦しめる結果になりやすいですよと。
今でこそですね、今でこそ、本当にこういったこともよく分かるようになったと自負してはいるんですが、若いころはもう考えも無しに逃げに逃げまくってきましたよ。特に僕の悪かったところは、自分の適性や価値観などのことをよく考えずに、とにかく次へ次へと行ってしまっていたこと。
逃げるにしても、「そこでは何が問題だったのか」「次はどうするべきなのか」などについて、しっかり考えていなかったということですね。
あの仕事も嫌、この仕事も嫌、あの人も嫌、この人も嫌、あれもしたくない、これも面倒くさいと、目の前の問題から逃げまくっていくと、当然ですがまずできる仕事がなくなってくるんですね。
それもそのはず、逃げれば逃げるほどに、次の仕事の質や環境や待遇はグレードダウンしやすくなっていきますから、より自分にとって好ましくない環境へと転がり落ちていくことになりやすいと。こういったことが本当によく分かっていなかったですね。
逃げれば逃げるほど、仕事はなくなり、選べなくなり、より我慢が強いられる状況になっていく。
このことがまず僕の経験談の一つです。
お金も信用もなくなっていく
嫌なことから逃げ続けていくと、できる仕事がなくなっていき、それによって当然ながら収入も不安定に、というかはっきりいってとぼしくなっていきます。
これがつらいですね。お金がなくなると心まで貧しくなってしまうことも大いにあり得ることですから。
また、例えば僕の場合、そういった状況を見かねた親戚や友人が仕事を紹介してくれるようなこともありましたが、それも結局続かない。そんなことをやっていると、どんどんと信用というものがなくなっていき、それによってまた仕事もなくなり、さらに自分を追い込んでいく結果となります。
まさに自分で自分の首を絞め続けていくわけですね。
それでも逃げ続けるとどうなるのでしょうか、というのが次のお話。
やりたいことがなくなる
逃げ続ける人生の本当の末路はここだと考えています。
自分の人生において、やりたいことがなくなってしまうこと。
これの何が恐ろしいかと言いますと、人によっては本当に大きな孤独感や不安感、絶望感や無力感を感じてしまうということです。まだまだ他にも虚無感や自己嫌悪などといった、おおむね負の感情ですね。これが非常に強くなってしまうことがあるということ。
自分の人生に対して、希望や期待が持てなくなってくるんですね。これがまずいんです。
この段階になると、本当にここは人にもよりますが、酒やギャンブル依存、そして反社会的行動、あるいはうつ病や精神疾患が出やすくなるということも考えられます。
僕もいくつかの依存症、そして精神疾患に苦しんできた過去がありますので、このこともよく理解できます。
何度も言いますが、人生において逃げたほうがいいというときも必ずあります。しかし、逃げないほうがいいことにまで逃げ続けてしまうと、大抵のことがうまくいかなくなってしまいやすい、というのが僕の経験談です。
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逃げずに戦うために
逃げ続けた人生の先にあったもの。
僕の場合はそれがよりつまらない人生と、劣悪な環境でした。
そこでこう考えたんですね。
「人生どこかで逃げずに立ち向かわなきゃいけないな」と。
逃げれば逃げるほどに、より人生がうまくいかなくなってしまったことを実感したからですね。(現時点で重い病や理不尽な被害にあわれている人はこの限りではありません。あくまで僕の体たらくさゆえに招いた結果についての話です)
「腰を据えて、やってみるか」
そうやって覚悟を決めて行動していくと、思いのほか人生はそこから上向き加減になっていくんですね。本当に少しずつですけどね。
人生は本当に自分次第ということを、僕はこうして学んできました。
できることからコツコツと
逃げ癖をやめて、自分の人生を切り開いていきたいと本気で考えるならば、とにかく自分にできることをコツコツとやっていくというのがポイントですね。
一気に人生逆転することばかりを考えてしまうと、またなかなかうまくいかないことも出てくると思いますので、あくまでもまずは自分にできることをコツコツとというのが大事です。
自分にできる仕事、誰かのために自分ができること。
そういったことをあらためて見直してみて、「これかな」と思うものがあれば、小さなことからでいいので続けてみることで、生活の基盤が整ってきたり、人生を立て直す糸口が見つかったりもすると思います。
そしてそういった小さな成功体験と自分のできることを積み重ねていくうちに、「自分の人生で本当にやりたいこと」が見つかる可能性も出てきます。
やりたいことが見つかると、人生はより楽しく、充実したものになりやすいですからね。
ぜひ、逃げ癖があるために人生がうまくいかないなと感じてきたら、一度立ち止まって、自分の生き方や、本来ありたい自分について、あらためて見つめなおしてみましょう。
答えはいつでも自分の中、自分にしか分からないですからね。
おわりに
僕もひどい逃げ癖を実感したあと、ようやくきちんと自分と向き合おう、自分の人生を真剣に考えようと思えるようになりました。
そして今は自分のやりたいことと、自分のできることをしっかり見極めて、自らの意思で行動していっています。
はっきり言って、こっちのほうが楽しいです。
逃げ続けていたときより、いろんなことが充実しています。
「なるほど、逃げれば逃げるほどラクになるんじゃなくて、苦しくなるんだな」
まさにこれが今の僕の中にある教訓です。
それは僕自身の実体験から得たものですので、自分では非常に納得していますよ。
あなたも逃げ癖という僕と同じ悩みを抱えているのだとすれば、今回の話にも参考になるところがあるかもしれません。ぜひ、自分の人生をしっかり考えるきっかけにしてみてくださいね。
まだまだ失敗や悩みはありますが、また一緒に考えていきましょう!^^
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それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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